2009年12月31日木曜日

Twitter

先日、日本のポッドキャストを聞いていたところ、日本でもずいぶんTwitter(ツイッター)を使う人が増えているという話を聞きました。
アメリカでは、Facebookとともに、まわりじゅうに人が楽しんでいるようです。
私も、調べ事をするために Facebook のアカウントだけは作りましたが、のめり込みそうなので使っていません。それでも、たまに、しばらく会っていない友人から Facebook の招待状をもらいます。とても失礼なのですが、使わないことにしているので、返事はしていません。
というわけなので、アカウントはもっているものの、誰ともつながっていないという幽霊会員?です。
このブログも一年間、ずいぶん多くのみなさんに読んでいただいています。
ブログも日に日に進化しているようですが、FacebookやTwitterのほうが、やはり便利なのでしょうか?
それとも、日本のみなさんは、ミクシーをつかっているのでしょうか。

静かな年末、こつこつと仕事をしながら、こんなことを考えました。

2009年12月26日土曜日

アップル タブレット

昨日12月24日、アップル・コンピュータの株価が急激に上昇し、上場以来の最高値を更新しました。
原因は、これまでうわさされていたアップルのタブレットPCが、いよいよ1月に発表されるという噂が広まったからだと言うことです。
このタブレットPCは、おそらくiPhone や iPod touchの大型判で、音楽、映画にくわえて、電子書籍が読めることが大きな特徴だと言うことです。そして、アップルは、この新しい携帯用タブレットで、電子書籍の市場にも参入し、これまでキンドルが先行していたマーケットに乗り込んでいくという予想です。

このことは、実は、教育の世界にも大きな変化をもたらす可能性を秘めています。
アメリカでは、これまで既に教科書の電子化の動きがすすんできました。数学の教科書の中には、教科書を電子ファイルで配布し、学校が生徒に貸し出すノート・パソコンに電子教科書のファイルが入れられており、生徒は分厚い教科書の変わりにパソコンを教科書として使い始めているところもあります。
ここに、生徒が既に使い慣れているiPhone や iPod touch同様の小型タブレットPCが発売され、教科書会社が教科書を印刷せず、電子ファイルで販売することになれば、教科書電子化の流れは一気に加速すると考えられます。またこのアップルの端末は、iTuneストアにもつながるはずなので、ファイルのアップデートも、またグラフ電卓、図形作成ソフトなども、他のソフトウェアと同様、安価でダウンロード可能になることでしょう。
アップルは、これまでも教育に対してかなり積極的なサポートをしてきています。このような状況を考えると、来年は教育界にとって、ある意味、歴史的な変化の波が訪れることになるのではないかと予想できます。

2009年12月25日金曜日

Freezing rain


南からの暖かい風が、昨晩の雪を雨にかえました。
けれども、まだ気温が低いので、降った雨がその場で氷に変わる Freezing rain になりました。
今朝起きると、木々も、道路も、そして駐車してある車も、全てが5ミリメートルほどの厚さの氷で包まれていました。
風で街路樹の枝が揺れる度に、バキバキと氷の割れる音がします。
人気の少ない静かなクリスマス・イブは、きらきらと輝く氷の世界になりました。

2009年12月24日木曜日

静かな街


サンクスギビングとならんで、クリスマス休暇のこの時期は、都会の人影がまばらになります。ちょうど、東京の正月3が日のようになります。
普段、路上駐車するスペースを見つけるのが大変な市内でも、数日前からちらちらと舞っている雪がつもり始めた通りには、あちこちに路上駐車のスペースが空いています。
e-mailの数もめっきりと少なくなり、プロポーズ書きの能率が上がります。

2009年12月22日火曜日

ホリデー休業

今日から、大学は休みに入ります。
秋学期は既に11月第3週から始まっていたので学生は既に休みでしたが、今日で全てのスタッフも年内の仕事を終え、1月3日の冬学期開始まで大学の建物は原則として無人になります。一般の州立大学などは、企業などと同様、クリスマスと元日のみ祝日となり、それ以外はofficeなど通常どおり開いてるかと思いますが、DePaul大学はカトリック系の大学であるためか、一年を通してこの時期だけは、完全に建物をクローズドし、暖房の温度も通常よりも低く、照明も最低限にします。
今日が、年内最期ということもあって、例年、学部毎に、「今日は昼でofficeを閉める」とか「午後3時で早じまいにする」といったメールが流れてきます。
昨年もそうでしたが、AP*MSECでは、残念ながら休み中も仕事が山積しているので、それぞれ自宅で仕事をし、オンラインでコミニュケーションをはかります。

2009年12月21日月曜日

アメリカ共通カリキュラムへの動き

現在進められているアメリカ各州の共通カリキュラムへの動きですが、以前言われていた動きよりも少し遅れながらも、実現の方向に動いているようです。
The Common Core Standards Initiative は National Governors Association および Council of Chief State School Officers によってリードされ、 Achieve という組織が具体的な作業をしているようです。
来年1月早々にも、k-12(幼稚園から高校修了段階)までの共通スタンダードの素案を発表し、2月には正式に決定すると言うことです。
この後は、アメリカ連邦教育局からの補助金などが交付され、この共通スタンダードを採用した州でのカリキュラムの具現化に動いていく予定と言うことです。この連邦教育局から各州に交付される補助金の総額は、$4.35 billion 日本円にすると約4000億円ということです。(Achive Newsletter Dec 2009より)
長官のダンカン氏が、昨年のNCTM年会で、「この経済危機は、教育にとってperfect stormであり、これを機に大胆な教育改革を実現する」といっていた話しが、直着と実現に向かっているようです。

2009年12月19日土曜日

スタッフとの打ち合わせ

今日は、トムと私で、教育学部のスタッフ2人と作業分担の打ち合わせをしました。
3年計画の初年度として、$325,000(約3000万円)、3年間ではこの3倍となる予算のの使い道には、様々な条件がつけられているので、スタッフが、私たちの原案に基づいて計算し、この金額におさまるかを吟味してくれます。この計算をもとに、プログラムの中身を再調整し、妥当性のあるものにします。
また、各学校に送るプログラムの参加意志を問う手紙は、大学と各学校との申し合わせということになるので、実際に学校に送る前に、大学としての承認をとらなければなりません。来週の火曜日でスタッフの年内の仕事はおわりになるので、この週末、私たちの方で少し仕事をしておかないと、なりません。
午後、会計のスタッフから、予算の概算ができてきました。例によって限度額を超えてしまっているので、週末、何処を削るか考えなければなりません。

2009年12月18日金曜日

プロポーザル打ち合わせ

今日の午前中の打ち合わせで、プログラムの概要がかたまりました。
数学科の教授と、教育学部の教授で作業を分担し、これから概要を具体化していきます。
早速、明日、原案に従って参加の意向を各学校に打診し、プログラム参加の意思を文書として提出していただきます。そのために、私が、プログラムの具体的な内容を決め、プログラムの目的との整合性をとります。
トムは、APーMSECで作成した様々な文書・レポート・趣意書を整理し、プログラムの必要性、妥当性をわかりやすくまとめていきます。
また、他の参加者は、それぞれに分担して関係機関との折衝を行います。
今日の、話し合いを整理して、明日、スタッフとのミーティングを行います。

2009年12月17日木曜日

プロポーザルの準備

昨日に続き、いくつかの打ち合わせを行いました。
今回のプロジェクトは、高等学校の代数に焦点を合わせ、生徒の学力向上を目指し、授業研究を中心とした通年の現職教育プログラムを試行しようという方向でまとまってきました。
対象となる学校は、いまのところ、5-6校程度、参加する教員の人数は25人をめどに予算の組み立てを考えていきます。
このプロポーザルに関わる教授やスタッフの人件費などの計算等を経て、プログラムの概要を見直し、明日の午前中に予定している打ち合わせで原案を固めます。

2009年12月16日水曜日

プロポーザル打ち合わせ

今日は、朝から、いくつものミーティングを通して、プロポーザルの概要を固めていきました。
今回のプロポーザルは、生徒の成績が芳しくない学校で教える先生方を対象とした教員研修の充実を目的としている補助金なので、何処の学校を対象に、どのような研修計画を立てるかによって、それに必要な予算も変わってきます。
まず、補助金の趣旨を理解し、その対象として最も適している学校に問い合わせ、3年間という長い期間、こちらの計画する内容に即した教員研修に参加してくれるか、また、その為の予算はどの程度必要になるかを見積もってから、計画の概要を見直し、詰めていきます。
いまのところ、シカゴ市内の公立学高校を2校、市立の小規模な高校を4校対象にしぼり、交渉を進めていくことにしました。
年末の休みに入ってしまうと、先生方とは連絡が取りにくくなるので、今週が、相手校探しの山場になります。

2009年12月15日火曜日

機上でのインターネット

週末、私用で出かけ、久しぶりにアメリカン航空の国内線に乗りました。
すると、機内でのWifiが使えるようになっていました。
まだ、試用期間のようで無料で使えるパスワードを配っていました。複雑な手続きを根気よくすませ実際使ってみました。
一度にたくさんの利用があったせいか、つながるまでかなり時間がかかりましたが、つながってみると、そこそこ使えました。
ただ、ファイルのダウンロードなどには果てしなく時間がかかり、添付書類のあるようなメールの受け取りはできませんでした。
サービス期間(12月中)が終わると、一回の利用に12ドルかかります。
国際線ならばともかく、2-3時間程度の国内線だと、結構な金額を払って使い勝手の悪いインターネット接続を使う人はそれほどいないのではないかという印象をうけました。
一昔前、飛行機の座席一つ一つにほとんど誰も使わない電話が設置されてことを思うと、値段の設定によっては、機内電話の二の舞になりかねないと思いました。

2009年12月11日金曜日

Evanston Township Hight School 校内研究授業


今日、第一回の校内研究授業を行いました。
午前中は9年生の幾何の授業、午後は10年生の三角関数の授業でした。
全校生徒数3000人のこの高校には、31名の数学の先生が居ます。その先生方全員が、午前、午後それぞれの研究授業を参観し、直後にそれぞれ1時間少々の研究協議会を行いました。これは、おそらく学校の歴史始まって以来のことではないでしょうか。
「何で、数学科全員で一つの授業をみなければならないのか」と質問していた先生方も、2つの研究協議会を経験し、「なるほど、全員が参加する事が重要だ」と、その意義を実感してくれたようです。
さすが、伝統のあるシカゴ郊外の公立学校だけあって、協議会の内容はなかなかのものでした。
これなら、2回目、3回目とかなりつっこんだ校内研究が出来そうだと、今後がさらに楽しみになりました。

2009年12月10日木曜日

プロポーザル

11月の終わりに仮申請を出しておいたイリノイ州の補助金ですが、ここに来てようやく教育学部のプロポーザルとして書くことになりました。
1月中旬締め切りと、例によって締め切りぎりぎりの決断ですが、せっかくやるので、なんとかよいプローポーザルにしようと準備を始めました。
そんなわけで、今日は、朝から次々に4つほどの打ち合わせをこなし、あっという間に日が暮れました。
大学の外に出てみると、激しい雪が降っていました。
今、夜、10時過ぎの気温は、氷点下8℃、今夜は氷点下17℃まで下がり、明日は最高気温も氷点下10℃まであがらないという予想です。
いよいよシカゴの本格的な冬がやってきました。

2009年12月9日水曜日

APEC数学教育カンファレンスの準備

タイのリゾート、サムイ島で3月8日月曜日から3月13日金曜日までの予定で行うAPEC数学教育カンファレンス、まだカンファレンスの正式タイトルは決まっていませんが、原案づくりは大詰めにきています。
APEC各国から、どれぞれの分野の専門家15人を招いて行うカンファレンスの目的は、21世紀の数学教育を目指してAPEC各国への提言をまとめるというものです。これは、アメリカ政府が中心になり、タイ政府の協力を得て行うAPEC公認プロジェクトで、本年、来年の2年間の活動に、APECからの予算、並びにアメリカ政府からの予算が付いているものです。
それぞれの分野の専門家には既に招待状を送り、ごく一部を除いて招待講演者が決まりました。
あとは、これら招待講演者とともにパネルディスカッションに参加し、発展途上国としての意見を吸い上げ、提言をまとめる進行役5人の決定と、大会の案内(これをAPECではAdministrative Circularといっているようです)の作成です。
12月中には、基本的な内容を全て確定し、案内を流そうと計画しています。

2009年12月8日火曜日

朝起きると、今年初めての積雪がありました。
といっても、数センチ、気温もそう低くなかったので、午後には溶けていました。
明日から、明後日にかけて、少しまとまった雪が降る予報が出ています。
その後、木曜日からは気温が下がり、日中の最高気温が氷点下の日が続くようです。
あしたの朝は、少し早く起きて、この冬初めての雪かきを覚悟しなければならないかもしれません。

2009年12月5日土曜日

地域に広がる授業研究


午前中の公開授業を終えた後、すぐに大学に戻り、授業研究のワークショップをしました。
これまで地域の小学校2校と続けてきた授業研究を、地域の教育委員会のバックアップを得て、より多くの学校で行おうということから、今日のワークショップになりました。
地域の学校に、授業研究をやってみたい先生方はどうぞ、と呼びかけたところ、約40人の先生方が集まってくださいました。
これらの先生方の中から、今年度は2-3のチームを作り、それぞれに公開授業研究会を行っていただき、これをもとに来年度につなげようという考えです。
地域の学校に、授業研究が根付く大きなチャンスがやってきたようです。

アメリカの教育事情視察 (4)


今日は、学校視察の最終日、Jones College Prep高校で行った公開授業研究会に参加していただきました。
日本の中学校3年生にあたる学年の授業で、数量関係のグラフに関する授業でした。
日本の高等学校では、あまり活発に授業研究が行われていないそうですが、シカゴでは最近、高等学校の数学の授業研究が盛んに行われるようになりつつあります。
昨日に引き続き、授業中、グループで考えたり、自分の意見を積極的に発言する生徒たちの姿は、日本の先生方にどのようにうつったのでしょうか。
先生方のレポートが楽しみです。

2009年12月4日金曜日

アメリカの教育事情視察 (3)


今日は、シカゴ市から一歩外へ出て、郊外の学校を2校参観して頂きました。
午前中は、私たちが今、授業研究のお手伝いをしているEvanston Township High Schoolです。
ここでは、まず先生方に学校の概要を理解していただき、続いて実際に幾何の授業を参観した頂きました。そして、数学科の先生方に、日本の先生方からの質問に応えていただきました。
日本の高校生は、あまり授業中発言することがないということですが、幾何の授業で見た子供たちは、活発に自分たちの意見を交換していました。

2009年12月3日木曜日

アメリカの教育事情視察 (2)

月曜日に1校、火曜日に2校、水曜日に1校と、日本から視察に来られた先生方に、シカゴ市内の学校を視察していただきました。
公立のマグネット・スクール、低所得者層の子供たちが多く通う公立学校、そして、シカゴ市立の職業高校、さらに、シカゴでトップクラスの伝統のある私立学校と、一言で「アメリカの学校は・・・」とは言えない事情を理解していただこうと、幅広い学校を選びました。
同じ市内にあって、実に様々な人種、階層の子供たちを教育するそれぞれの努力の一端に触れていただけたのではないかと思います。

2009年11月28日土曜日

アメリカの教育事情視察 (1)

サンクスギビング・デーの翌日は、ブラック・フライデーと言われています。
普段赤字の店もこの日は黒字になる、ということから、このように呼ばれていわれるだけあって、シカゴの中心部、ノース・ミシガン・アベニューは大勢の買い物客でごった返していました。
通りから一本入ったホテルで、日本から視察に来られた先生方のオリエンテーションがありました。
来週月曜日からはじまる一週間の学校訪問などに備えて、アメリカの数学教育の現状などを整理しました、
web上にあげておいたPreziのプレゼンテーションは問題なく使えました。
今後、このような、ものことの全体像を構造図で示すようなプレゼンテーションには、なかなか便利なツールだと思いました。

2009年11月27日金曜日

Prezi を使ったプレゼンテーション

今日、日本から視察に見える先生方がシカゴに到着する予定です。

先日ふれました、Preziを使ったプレゼンテーションが出来上がりました。アメリカの数学教育を取り囲む状況と、今後の課題について、NCTMならびにNational Advisory Boardの提言をもとに、つくってみました。新しいツールの試しも兼ねているので、日本語と英語をまぜて作ってみました。

ホームページ上でうまく見ることが出来るか、どうぞお試しください。
(ダウンロードに多少時間がかかるようですので、少し待ってから右矢印を押してみてください)

2009年11月26日木曜日

感謝祭の休日

学生の来ないキャンパスは、がらんと静まりかえっています。
もちろん教授たちも、ほとんど姿を見せず、教育学部のある3階はすっかり静まりかえっていました。
教育学部、事務系のスタッフには、今日は午後3時まででオフィスを閉めて帰るようにと指示が出されたようです。
明日のThanksgiving Dayとその翌日の休み、そして週末を含めると4連休になります。
DePaulの場合は、既に冬休みに入っているので、この4連休はあまり大きな意味はありませんが、他の大学の多くは、4連休明けに学期末の課題の提出や、期末の試験が待っているようです。

2009年11月25日水曜日

学期末

今日、秋学期、期末試験週間の最終日です。
これから、1月3日まで長い冬休みに入ります。大学のキャンパスは、最期の試験のための準備をする学生、早々と荷物をまとめ校内の寄宿舎から実家に戻る学生などで賑わっていました。
教職員の駐車場も、午後にはだんだん空き始め、苦労なく駐車できるようになりました。

2009年11月24日火曜日

日米の違い

この秋から始めた、「新しい算数研究」の連載、算数教育Lost in Translation で日米の算数教育に対する見方・考え方、そして用語の表すニュアンスの違いなどを書いています。
日本とアメリカに、それぞれ片足ずつをおいて見ていると、いろいろと興味深い違いや、意外な共通点に気付きます。
そんな中で、最近気になっているのは、株価です。アメリカでは一進一退しながらもじわじわと株価は上がり、今日辺りは、昨年のリーマンショック以前の水準まで戻しているようです。一方、これまでアメリカの株価に追随するように推移していた日本の株価は、このところ下がる一方。今回の金融危機のきっかけを作ったアメリカが立ち直りつつあるように見えるのに、日本はいっこうに景気回復の兆しは見えないようです。
さて、この後、いったいどうなることやら。なかなか目が離せない日が続きます。

2009年11月23日月曜日

Prezi: 最近注目のプレゼンテーションツール

最近、ちらほらと、目新しいツールを使ったプレゼンテーションを見かけるので、調べてみるとPreziという名前でのアプリケーションを使っていることがわかりました。FlashをベースにしたWebアプリケーションで、(日本語のサイトでも紹介されていました。
Power Pointなどのリニア構造のスライド書ではなく、大きな一つの画面(例えば概念構造図など)の部分部分をズームアップしながら、全体像を伝えていくようなプレゼンテーションにむいているようです。
そこで、この週末、早速試してみることにしました。
というのは、来週、日本の先生方がアメリカの数学教育についての研修に来られるので、その際、アメリカの教育事情を説明するのに適しているのではないかと考えたからです。
アプリケーションは、最近注目されてきたクラウドコンピューティング・サービスで提供されているので、サイトでサインアップすれば、機能が限定されたバージョンを無料で使うことが出来ます。残念ながら、使い方などの説明は全て英語ですが、Youtube上にある解説ビデオを観れば、使い方はそう難しくはありません。
プレゼンテーションを日本語で作ると、フォントに多少不満は残りますが、いまのところまずまずの出来です。今週はサンクスギビングの休暇なので、少し時間をかけて、新しいタイプのプレゼンテーションを完成させようと思っています。

2009年11月19日木曜日

Chicago Lesson Study Group 11月例会

今回は、6人という少人数でしたが、気さくに授業研究の今後を考える話し合いができました。
いま、課題になっているのは、如何にして授業研究をリードできる人材を育てるかと言うことです。
あちこちで、授業研究を始めたいという学校が増え始めたのはいいのですが、指導案の作成の過程をサポートしたり、研究授業や研究協議会の運営、さらに協議会の司会や講評をしたりするこの人材が限られています。
経験を積み重ねなければ出来きないこれらの役割を担う人材をどう育成するか、参加者で知恵を出し合いました。
また、この冬に計画しているChicago Lesson Study Group のホームページのアップデートについても議論しました。
最近の技術を取り入れて、もっと活用できるようなサイトにするための項目を洗い出し、改訂の原案を練ることにしました。

職業高校での校内研究授業



今日は、シカゴの南にある、Chicago Vocational Career Academyで行われた校内研究会に行ってきました。
このグループは、今年の夏に行われた授業研究会夏期講座に参加した先生方で、そのとき作成した指導案をもとに今日の授業を行いました。
先生方は、今朝、授業の直前まで授業の準備を行い、初めての研究授業にのぞみました。
一昨日のWalter Payton高校とことなり、生徒たちのほとんどがアフリカ系のアメリカ人で、小学校、中学校であまり高いレベルの数学の授業を受けてこなかった子供たちです。
授業では、先生と生徒たちが気軽にやりとりしながら、とてもいい雰囲気で進んでいきました。
もちろん、課題はたくさんありますが、このグループが今後、さらに授業研究を続けていけば、質の高い数学の授業に結びついていけると確信させてくれるような授業でした。

2009年11月18日水曜日

APEC数学教育カンファレンスの準備

3月に、APECのカンファレンスをタイで行います。このカンファレンスは、APEC参加メンバーの数学教育の向上を目的に、APECがメインスポンサーとなり、アメリカ連邦教育局とタイ文部省が協同で行うものです。
会議は月曜日から金曜日までの5日間、いま、プログラム決定の最終段階にきています。
今日明日のうちに、招待講演予定者のリストを完成させ、それぞれの候補者に連絡を取ります。
カンファレンスの規模は、300人程度になると予想を踏んでいます。
これから、12月中旬までは、会議の一次案内発送に向けて忙しくなりそうです。

2009年11月17日火曜日

Walter Payton College Prep 校内授業研究会



シカゴの公立高校のなかでも、トップクラスの進学校である高校、Walter Payton College Prep で、初めての校内授業研究が行われました。
数学の先生8人のうちの3人が同じ指導案で授業を行い、互いに参観し合った後、指導案をどのようにすれば良くなるかを話し合いました。
授業スケジュールの関係で、全員が同じ授業を観ることは出来ませんでしたが、それぞれの授業を観ての感想や、課題について突っ込んだ話し合いが出来ました。
授業の内容は、図形の証明、本時が導入でした。三角形の合同条件を使って、生徒たちに証明を試みさせました。その後、生徒たちがホワイトボードに書いた証明を比較しながら、証明を行うときに根拠として使っていいもの、根拠にするには適当でないもの等を考えさせました。
先生方は全員がタブレットPCをもち、授業でも黒板代わりに先生が使うタブレットPCの画面をスクリーンに映し出しながらすすめる、アメリカの恵まれた高校らしい授業でしたが、授業そのものの流れは、まだまだ生徒の考え方をもとに議論を深めるところまではいっていませんでした。それでも日本で一般に行われている高等学校の授業に較べれば、ずいぶんと問題解決がたに近いのでしょうか・・
今日の経験を基に、この学校も、来年から正式に授業研究に取り組んでいく方向で検討を始めました。

2009年11月13日金曜日

プログラムの願書審査

今日は、来学期から始まる、現職教員向けの大学院講座(数学教育)の入学願書の審査をしました。
先生方にとっては、州からの補助金で授業料などの大部分が免除されるうえ、講座を修了すると、勤務先での給料も上がるという美味しい話しです。
大学院の入学審査では、本人のエッセー(入学の動機など)、推薦状、学部の成績などが審査の対象です。
選考委員の都合がなかなか合わなかったので、金曜日の夕方から夜にかけて行われました。
時差ボケの残る私には、少々辛い会議でした。

会議

例によって時差ボケに悩まされています。
こればかりは、何度やっても慣れることがなく、いつも閉口しています。
今日は、朝から2つの会議がありました。一つは、AP*MSECの予算に関してでした。
いま、シカゴでは新たに各学校に教員研修のための予算が付くことになり、これに対していろいろな動きが出ています。
AP*MSEC として授業研究を通した支援を行うよう、内部で予算を計上し、各校から要望があったときに備えようという相談です。
また、これと同時に、州からも教員研修に対する予算が配分されるという話しも出てきています。
これから、年末にかけ、さらに2つほどのプロポーザルを書くことになりそうです。

2009年11月12日木曜日

シカゴへ

朝8時の飛行機に乗るためには、出発の3時間前に空港に着いていなければならない、ということで、ホテルを出たのは朝の四時半。
空港は、幸いまだがらがらで、朝5時前には全ての手続きを終えて待合室にいました。ただ、空港での出国審査、セキュリティー・チェックの施設をみると、少し混雑が始まると果てしなく手続きに時間がかかるだろうと想像できました。朝早い便をとっておいたことは、正解だったのかもしれません。
その後、約2時間少々かけて香港へ、香港の空港では乗り継ぎのために、ターミナルからターミナルまでたっぷりと歩き、その後、シカゴに向けて14時間の飛行。
水曜日の早朝に出て、その日の午後にシカゴに着いたのですが、実際には、約20時間近い旅でした。

2009年11月11日水曜日

APEC Science and Math Teacher Education Forum 2日目

会議の2日目も、同じホテルの会議室を会場に発表が続けられました。
今回のForumを通して感じたことは、フィリピンが自らの予算で行う ”Self funding project" として承認されたプロジェクトによるものであるせいか、発表はAPEC全体よりも、フィリピン国内における数学科学教育の現状と今後の課題をを主に据えたようなものでした。
それでも、各国から招かれた招待者の講演やフィリピン各地から参加した研究者との情報や意見の交換はなかなか有意義なものでした。
夕方から、ホテル近くの博物館に連れて行っていただき、フィリピンの歴史や文化について学ぶ機会がありました。
できれば、実際に現地の学校を訪れて様子を見たかったのですが、残念ながら今回はかないませんでした。

2009年11月10日火曜日

APEC Science and Math Teacher Education Forum




ホテルの会議室で行われたカンファレンスは、朝からびっしりのスケジュール、なんと、一人15分ずつ、15人の発表が次から次へと行われました。
海外からの招待者に加えて、フィリピン各地からの研究者が教師教育を中心としたトピックについて話しましたが、せっかっくの機会なのに、それぞれの発表に対して、議論を深める時間はありませんでした。
夜は、主催者が招待してレセプション・ディナーが行われました。招待状に、”you are requested to wear your official costume"と書いてあったので、何のことかと思っていましたが、会場に行ってみると、各国の民族衣装を着てこいと言う意味だったようでした。
日本の official costume とうのは、着物なのかと思いましたが、残念ながら紋付き袴は持ってきませんでしたので、着られませんでした。
地元の大学の民族舞踊グループが、スペイン統治下から伝わる民族舞踊を披露してくれました。

2009年11月9日月曜日

マニラ




土曜日、バンコクを発って、フィリピンのマニラに来ました。
フィリピン航空の便は2時間近く出発が遅れ、マニラに着いたのは夜の8時を過ぎていました。
熱帯の夜は、既に乾期に入ったとはいえ、むっとする暑さでした。
日曜日、ホテルの向かいにある巨大なショッピングモールに出かけてみました。
熱帯の緑がうまく飾られたモダンなショッピングモールには、すでにクリスマスの飾り付けがあちこちにみられます。
モダンなビルに囲まれた熱帯のショッピングモールに飾られた雪の結晶や白いクリスマスツリー、シカゴの寒いクリスマスとはずいぶん違う様子に、少々違和感を覚えましたが、シンガポールなどと同様に、マニラでもクリスマスは大きな商業イベントのようです。

2009年11月6日金曜日

世界遺産 アユタヤ



今回のバンコク訪問の目的である、3月にサムイ島で行うカンファレンスの詳細な打ち合わせをしました。
今回のカンファレンスのCo-chair, コンケン大学のマイトリーさんと集中して打ち合わせを行い、話がついたところで遅い昼食に行こうとタクシーに乗りました。
レストランに着くまでの間のタクシー内の雑談から、「よし、これからアユタヤに行こう」と話がまとまり、昼食をあきらめ、マイトリーさんの夜の飛行機に間に合うように、バンコクから100キロ弱のところにある古都アユタヤに向かいました。
運転手の話によると、今の時間なら渋滞の心配もなく、普通、ツアーでいくと一日がかりの世界遺産見学も、バンコクからの往復を含め4時間あれば十分とのこと、マイトリーさんがタイ語で運転手と交渉し、2人で約4000円でOKとなりました。
打ち合わせ後の昼食が、思わぬ遺跡見物になり、得をした気分の一日でした。
アユタヤは、まさに遺跡だらけの町、至る所に見所が点在し、たっぷり一日かけて観たいところでしたが、それでも短い間に念願の仏像を拝むことが出来ました。

2009年11月5日木曜日

ダムヌン サドゥアック 水上マーケット



タイでのミーティングの日程に変更があり、バンコク到着の翌日(木曜日)、時間が空きました。
例によって時差ぼけで朝6時には目を覚ましたので、ホテルのコンシェルジェと交渉し、朝6時半からの水上マーケットへのツアーに入れてもらいました。結局、ホテルにツアーの迎えが来たのは、7時半近く、それから、バンコクからやく90キロ離れたところにある水上マーケットに行きました。
地元の人は、朝6時から9時頃までに買い物を済ますようで、我々が渋滞を抜けて着いた頃には、観光客相手の船ばかりでした。
それでも、メコンデルタに張り巡らされた運河を使った昔からの市場は、活気に溢れ、様々な物を売る船で賑わっていました。
いつも、用だけを済ませて通り過ぎるだけのバンコクで、ちょっと観光気分を味わうことが出来ました。

雨期の終わり


バンコクは、これから乾期になり、気温も湿度も比較的低めになるそうです。
それでも、まだ町のあちこちには、雨期の名残の大きな水たまりが残っていました。
昨日かなり強い雨があったそうです。水たまりといっても、殆ど洪水のようで、バイクに乗っている人たちは、びしょ濡れになって朝の通勤です。

2009年11月3日火曜日

バンコクへ

火曜日の朝9時シカゴを出て、バンコクに着いたのは、水曜日の夜中、ホテルにチェックインしたのは、木曜日の深夜1時でした。
毎度のことですが、シカゴからバンコクまでは、24時間以上かかる長旅です。
ぐったりと疲れて着いたバンコクは、真夜中とはいえ気温は摂氏27度、シカゴとはずいぶん違います。

カンファレンス・コール

今日は、あちこちと電話での打ち合わせがあり、バタバタとしていました。
明日から、約一週間、東南アジアに出かけるため、打ち合わせをしたり、向こうで行うプレゼンテーションや会議の準備をしたり、慌ただしく仕事をこなしました。
そして、夕方、他の教授の教える数学教育のクラスに行って、1時間ほど、国際的な視野から見た数学教育について話しをしてきました。
明日は、昼の飛行機で、成田経由でバンコクに行きます。

2009年11月1日日曜日

Halloween


今年は、ハロウィーンが土曜日と重なり、我が家の近所では、例年にもましてハロウィーン・パレードが賑わいました。
商店街の交通を遮断し、この日は夕方から夜遅くまで歩行者天国になります。
夕方、6時から、パレードがあり、その後は、人々が着飾って広い通りを歩き回ります。
この近所は、バーやレストランが多いので、子供たちよりも大人たちが楽しんでいます。
家族が全員でオズの魔法使いのキャラクターに扮して通りを歩いていたので、写真を撮らせてもらいました。
レストランやバーには、様々な衣装の人が出入りし、骸骨の隣で魔女が食事をしている、といった風景があちこちで見られる楽しい夜です。

2009年10月31日土曜日

教授会

今日は月例の教育学部、教授会です。
いま、教育学部には、教授、準教授、助教授が全部で63人います。このうち教授は2人、あとは準教授と助教授が約半々です。
先月は、出かけていたために参加できなかったので、私にとっては今年度初めての教授会でした。今年度から新しい学部長を外部から迎えたので、昨年までとは少々雰囲気のちがう会でした。
新しい学部長の方針をもとにどのような具体策が提案されるか、それぞれ興味深く見守っているという様子の2時間でした。

2009年10月30日金曜日

Chicago Lesson Study Group 10月例会


本年初めてのシカゴ授業研究グループの月例会でした。
毎月一度、夕方5時から、授業研究に興味のある先生方が集まる会です。
軽い食事を食べながら、気軽に指導案について話し合ったり、授業のビデオを観て議論をしたりします。
今日は、今年度初めて、という訳でもありませんが、みんなでワインを飲みながら、日本の先生が行った研究授業のビデオを観ていろいろと話しをしました。特に、”板書” "机間指導” という教師の専門用語に注目し、その具体的な有り様を、ビデオから学びました。

2009年10月29日木曜日

Evanston Township Hight School 指導案作成に向けて

今日は、3回目のワークショップでした。
32人の数学の先生が6つのグループに分かれて指導案の作成にかかりました。
最初の研究授業は、12月10日幾何のグループと三角関数のグループです。
アメリカの高校では、一般に、幾何は幾何の先生が、代数は代数の先生が教えます。もちろん小規模の高校になればそうはいきませんが、日本に較べアメリカの高校は規模が大きく、このエバンストン・タウンシップ高校は、エバンストン市に一つの公立高校で、学生の数は3000人ちかく居ます。ですから、先生方は、おおむね自分の専門だけを教えると言うことになります。
このあと、2月4日、2月24日、3月17日、と校内研究授業が予定されています。
それぞれの校内研究授業は、数学科の32人の先生方全員が授業を観て協議会を行う計画です。

2009年10月28日水曜日

チリの新聞記事

先日、チリ文部省の招きで行ったサンチアゴでのワークショップ等の模様を伝える新聞記事が届きました。
オン・ラインでも読めたのですが、送っていただいた実際の紙面には、写真も載っていました。
あれからまだひと月足らずですが、シカゴはすっかり初冬です。いつ霜が降りてもおかしくないような天気が続いています。
サンチアゴは、きっと緑あふれる初夏だろうと思います。

2009年10月27日火曜日

景気の動向

昨年の今頃始まった景気後退、一年たった今、じわじわと影響が出ているようです。
カリフォルニア州では、州立大学の教員の給料が一律10%カットになったとか、多くの州では州立大学の採用がストップになっているという話を聞きます。
DePaul大は、学生の納める学費で十分に運営が出来る大学と言うことであまり影響を受けていなかったようですが、最近、少し風向きが変わりつつあるようです。
日本の大学ではあまりないかと思いますが、アメリカの大学では、財政難から人員をカットしたり、給料をカットしたりと言うことが結構行われるようです。
株価が上向きになってきているものの、その影響が景気の回復や雇用数の増大に結びつくには、まだ時間がかかるようです。

2009年10月24日土曜日

Sabin School 公開研究授業



今週3度目の授業は、シカゴ公立学校の研修日の午前中を使って行いました。
この日は、シカゴの公立学校全校(合計約600校)が学校を休みにして、先生方の研修にあてる日です。
この全体研修の場を使って公開研究授業を行うのは、私の知っている限り初めての試みです。
これまで、シカゴの公立学校の先生方は、公開研究授業の機会があってもなかなか参加してくれませんでした。
けれども、今回は、トムの努力で、校内の先生方を含め、約50名の参加がありました。
授業は、やはり、夏期講座で、低学年のグループと協同で作成した確率の授業でした。
難しい内容にもかかわらず、3年生の子供たちはとても熱心に学習に取り組んでくれました。

学校側も全面的に協力してくださり、50名の参加者を受け入れるために、体育館の半分に協議会のための椅子を並べ、反対側に、授業を行う”教室”を仮設して行いました。
学校が休みのため、残念ながら学級の子供たちは13名だけしか参加できませんでしたが、大変充実した授業と協議会が行われました。

今回は、規模が小さいこともあり、私はなるべく準備に手を出さないようにしました。
いろいろトラブルはあったようですが、トムとSabin小学校の先生方で、プログラムの作成から参会者のための朝食、昼食の用意まで全てを手際よく(?)おこなってくれたようです。ようやく、シカゴではアメリカ人の先生方だけで公開授業研究会が行われるようになりました。今年の春の授業研究カンファレンスも、全て彼らだけで出来るようになれば、いよいよ授業研究が本格的にアメリカに根付くことが出来るのではないかと思っています。

2009年10月23日金曜日

Sabin School 研究授業


今日は、今週二回目の研究授業でした。
内容は、一年生、「確からしさ」の授業です。日本では確率は中学校まで扱いませんが、シカゴの公立学校の使っているシカゴ大学の学校数学プロジェクト"Everyday Math"では、小学校低学年から確率の考え方を指導します。とはいっても、impossible, possible, likely, unlikely,といった確からしさに関わる言葉を指導するのが中心ですが、なかなか難しいようです。
今日の授業でも、impossibleと言う言葉の意味がなかなか子供たちの間ではっきりしませんでした。
おそらく、日常的に使うimpossibleと、算数の授業で意味するimpossibleの微妙な違いが、一年生の子供たちの理解を難しくしているのではないかと思いました。
なんで、そんなに早くから確率を指導するのか?
アメリカの教室を見ていて常々感じている疑問です。
(写真は、授業後に協議会で熱心に議論する低学年の先生方)

2009年10月22日木曜日

Digital Math Environment

先日、コロラドのカンファレンスの折に話しをしたフロイデンタール・インスティチュートのピーターと、その後 Digital Math Environment についての話を進めています。
アメリカや日本の中学生に、彼らの開発したオンラインの学習ツールを使った授業をしてみようという試みです。
まだ、日本語にはなっていませんが、多くのものは既に英語に訳されています。
もし、ご興味のある方は、以下のサイトを試してみてください。Guestとしてならば全ての内容を試すことが出来ます。
http://www.fi.uu.nl/wisweb/en/
サイトに行って、青色の Digital Math Environment のリンクをクリックすると、アップレットを試すことが出来ます。

2009年10月21日水曜日

Sabin School 研究授業


今日は、6年生の科学の授業でした。
例によって朝7時に大学で待ち合わせ、ビデオの機材をもって学校に向かいます。
授業は8時15分から、1時間半の授業を終えたあと、授業を参加した先生方とで研究協議会をしました。
その後、授業者を囲んで、近くのレストランで昼食をとりました。天井からハロウィンのゴーストがぶら下がるレストランで、授業者の労をねぎらいました。

2009年10月20日火曜日

秋風


一週間以上シカゴを離れ、大学に戻ってみると、学内の木々は既に色づいていました。
今日は、それでも気温があまり下がらなかったので、学生たちもまだ薄着で芝生に寝ころんでいました。
そろそろハロウィーンの話題で盛り上がる頃、ぐっと日も短くなっていよいよ冬が近くなります。

2009年10月17日土曜日

2009 Gifted Learning Conference


第1日目の夜、カンファレンスに招待された講演者を招いた食事会がありました。
今回のカンファレンスを運営する委員の一人の御自宅は、数十人の方々が集まっても十分な広さで、専門のコックや給仕がきめ細やかなサービスをしてくださり、どこかのホテルやレストランで行う食事会よりも遙かに行き届いたディナーでした。
全米各地から集まった講演者はもちろん、先生方や保護者の代表も交えて、教育を中心にいろいろな話題に花が咲きました。
この時期のベイエリアは比較的暖かいようで、ドアを開け放したパティオでは、夜10時過ぎまで話が尽きませんでした。

2009年10月16日金曜日

2009 Gifted Learning Conference




子供たちの豊かな才能を育むことをテーマにすえたこのカンファレンスは、前回にもまして好評なようで、全米はもちろん世界各地から700-800人の参加申し込みがあったそうです。日本からは、前回の時にもいらっしゃった兵庫教育大学の松村先生のグループが参加されていました。
私は、この春、シカゴの授業研究カンファレンスおこなったカレンダーの授業を行いました。大変活発な子供たちで、カードの裏表を使って1日から31日までの日付を表示するときに必要な3つの条件を自分たちで全て見つけ出すことが出来ました。
授業のあと、Nueva Schoolの日本語科の先生に、校内を案内していただきました。創立以来使っている校舎は、もともとこの地に住んでいた富豪の屋敷を改装したもので、写真のような美しい中庭のあるマンションです。(写真上)また、シリコンバレーを見下ろす丘には、子供たちがランチを食べる建物と、野外で食事ができる広場があります。(写真中)また、体育館にロッククライミング用の壁があるのも何ともカリフォルニアらしい感じです。(写真下)
自然と人工の調和した環境でのびのびと学習できる子供たちをみながら、全ての子供たちがこの様な環境で学習できるような日がくることはないものかと、考えさせられました。

2009年10月15日木曜日

The Nueva School


午前中のセッションを聞いたあと、デンバー国際空港からサンフランシスコに向かいました。
明日から行われる 2009 Gifted Learning Conferenceで公開授業をするためです。
The Nueva Schoolは、シリコンバレーを見下ろす丘の上にある私立の学校で、幼稚園から中学生までの学校です。教師一人に対して子供7人という恵まれた人的環境、そして、大都市にありながら、森に囲まれた広大な敷地に点在する校舎という自然環境にも恵まれた学校です。
今回のカンファレンスは、第二回目のもので、Nueva Schoolの教職員、そして保護者が一体となって協力して計画、実施するものだそうです。前回は、この学校の開校40周年を記念して一回限りのものとして行われましたが、大成功に終わったカンファレンスを続けようという熱意から今回の開催になってということです。
私は、前回行った5年生を対象とした公開授業が好評だったと言うことで、今回は、3年生の子供たちを対象に公開授業を行ってほしいと招待されました。

2009年10月14日水曜日

ボールダー近郊


夕方、カンファレンス終了後、郊外に自動車で散策に出かけました。
コロラド大学の校舎から30分もドライブすると、ロッキー山脈の端にのぼれます。
夕日の沈む方向には、雪をかぶった山々が雲の間に見え隠れする姿がありました。シカゴでは到底見られない光景です。
11月には本格的なスキーシーズンも始まるとのこと、壮大なロッキー山脈は冬支度を整えた、という感じでした。
それにしても、ひと月たらずの間に、これから夏を迎える南半球アンデスの山並みと、冬を迎える北半球ロッキーの山並みを見られたというのは、初めての経験です。

Realistic Mathematics Education Conference


カンファレンスは、なかなか興味深い話しがあり充実していました。
例えば、Jan de Lange 氏は、PISAに使うことが出来なかった良い調査問題を示しながら、調査の限界、今後の課題、また、最近アメリカがPISAに深く関わろうとあれこれと画策している様子などを話していました。少人数ならではのカンファレンスで、話の途中から質問に答えながら、別の話題に話が広がっていったり、アメリカならではの気さくなセッションでした。
また、3年前、UCバークレーで行われた、International Society for Design and Development in Education (ISDDE) で会った、フロイデンタール・インスチチュートのPeter Boon 氏とは、彼が中心になって開発しているJava appletを使った教材に関する共同研究を計画しないかという話しで盛り上がりました。
アメリカのカンファレンスの良さは、単に著名人の話を聞くだけでなく、そこから議論やアイディアが生まれ、さらに発展していくところにあります。そう言う意味でも、今回は大変充実したカンファレンスでした。
(写真は、コロラド大学ボールダー校)

2009年10月13日火曜日

Realistic Mathematics Education Conference


昨日、日曜日の夕方シカゴを発って、コロラド州ボールダーにあるコロラド大学に来ました。
Realistic Mathematics Education Conference (REM) は、オランダにあるフロイデンタール・インスティチュートが中心になって行っている数学教育プログラムで、アメリカでは、以前、ウィスコンシン大学と共同で、Math in Contextという教科書を作ったりしたことで有名です。その後、中心になっていた研究者や先生方の多くが去ったウィスコンシン大学にかわって、コロラド大学がアメリカにおけるフロイデンタール・インステチュートの活動を引き継ぎ、今回のカンファレンスを行いました。
夜には、主催者がカンファレンスの主催者を、コロラド大学のフットボール・スタジアムの最上階にある、”スタジアム・クラブ” で行われた夕食会に招いてくださいました。
明日は、カンファレンスの様子をレポートします。

2009年10月10日土曜日

学習指導要領解説書 中学校数学編の英訳

このところの海外往きや、プロポーザルの締め切りでなかなか手をつけられなかった学習指導要領解説書の英訳に手をつけました。
小学校よりは少々ページ数が少ないものの、なかなかの分量です。
なんとか、年内に仕上げようと、渡辺さんは既に取りかかってくださっています。
前回、平成元年版の時に、ずいぶんと時間をかけて検討したので、今回は、多少時間を短縮できるのではないかと考えていますが、はたしてどうでしょうか。

2009年10月9日金曜日

Sabin School 授業研究


夏の授業研究夏期講座で作成した指導案を基に、今日、SABIN小学校で、第一回の研究授業が行われました。
今回の授業は、今月23日に行う公開授業研究会の指導案を練るための授業です。
3年生の教室で行った確率の授業を通して、いろいろと改善点を探り、公開授業研究会に臨みます。

3年生で確率を教えるというのは、日本ではかんがえられませんが、イリノイ州の教育課程では、小学校低学年から確率について扱うことになっています。本時の授業では、よくゲームなどに使うスピナーを作るという活動を通して、より起こりうる事象、同じ程度に起こりうる事象、全く起こりえない事象、について考えることをねらっていました。

授業後は、指導案を作成した3人の先生方と、Tomそして私で、1時間ほど協議会を行いました。
公開授業当日の授業がどのようになるか、いまから楽しみです。

2009年10月8日木曜日

Evanston Township Hight School 指導案作成に向けて


第二回目のワークショップです。
授業が終わった放課後、数学科の先生方32人が集まりました。
前回のイントロダクションに続いて、今日は、数学科全体のテーマについて議論しました。
数学科の主任によると昨年から数学的なコミュニケーションをテーマに研究を進めてきたということでしたが、案の定、議論を始めるとなかなか一つのテーマには落ち着きません。言語によるコミュニケーションに限定するか、それとも記述によるコミュニケーションもくわえるか、といった議論が延々続き、ようやく1時間半をかけて一つにまとまりました。
テーマの決定に時間がかかるのは、洋の東西を問わず同じ事、ここで時間をかけて先生方が共通理解のうえにたって指導案作成にかからないと、協議会の議論が深まりません。
いよいよ次回からグループ毎の指導案作成にかかります。

2009年10月7日水曜日

APEC フィリピン・カンファレンス 

来月、フィリピンで行われるAPECの理数教育カンファレンスの準備を始めます。
これは、来年3月に、タイのサムイ島でアメリカ政府とタイ政府の共催で行う数学教育に関するカンファレンスの下準備を兼ねて参加するものです。とはいえ、私自身も発表することになったので、その資料づくり、そして旅行の手配をしなければなりません。
16日が発表資料の締め切りなので、そろそろ手をつけないといけません。というのも、来週は一週間に2つのカンファレンスが重なっており、そのうちの一つでは、私自身が公開授業をしなければならないからです。
時差ボケをしている暇もなく、次の準備です。

2009年10月5日月曜日

成田からシカゴへ

週末だけの滞在でしたが、いま成田にいます。

短い滞在でしたが、東急ハンズに寄って、おもしろい素材を買い込んできました。
来週、サンフランシスコ、シリコンバレーにある小学校で行う公開授業で使おうとおもいます。
東急ハンズのような店はシカゴにないので、なかなか手に入りにくい物が安価で手にはいるのが便利です。

これから、12時間の長旅です。

2009年10月3日土曜日

オリンピック開催地決定

以前、このブログでふれたように、大方の予想通り、オリンピックはリオデジャネイロに決まりました。
まさか、シカゴが最初に落ちるとは思っていませんでしたが・・・

オリンピックを行うことによってもっとも発展に弾みのつく国、という点で、ブラジルは現段階でもっとも適しているのではないでしょうか。
さて、東京では、この結果が吉と出るか凶と出るか・・・
多くのシカゴ市民にとっては、この結果もちろん吉でしょう

2009年10月1日木曜日

東京へ

所用があって、週末をかけて東京に行ています。
驚いたことに、東京の陽気は、まさに梅雨時の蒸し暑さと断続的に訪れる雨、
おかげで、雨と汗で、衣服はじっとり、てっきり秋晴れと朝晩の冷え込みを予想してきたのでは全く当て外れ。

2009年9月29日火曜日

プロポーザル 提出

紆余曲折、いくつもの段題の可決の末、プロポーザルが完成しました。
今回の35枚に及ぶプロポーザルは、いままでのどれよりも愛着の強い物になりました。
あとは、数ヶ月後の結果を待つのみです。
最も早ければ、来年の7月からプロジェクトが開始です。
後は、運を天に任せるのみ

プロポーザル 大詰め

チリから戻ると、シカゴはすっかり秋でした。
既に、木々の中には葉が色づき始めたものもあり、歩道のふきだまりでは風に落ち葉がまっていました。
木曜日に締め切りを控えた例のプロポーザルは、大詰めに近づき、いくつもある書類を一つ一つ丹念に見直し、提出する準備をしています。
最終的には、書類は全てオンラインで提出しますが、細かく定められた書式に従って5年分の予算計画を35ページにわたる研究計画書の内容と一つ一つ照らし合わせ、矛盾がないようにするのは結構手間のかかる作業です。
また、あちこちを詰めていく中で、当初の計画を変更したり、追加の資料を加えたり、チームワークがうまくないとなかなか出来ない仕事です。きょうは、カリフォルニア、オークランドのチームが朝から一日缶詰になって、頑張ってくださいました。
あと、もう一息で完成

2009年9月26日土曜日

Santiago, Chile Day 5



今日は、最終日
午前中、街の中心部を案内してもらい、大統領官邸、サンチアゴの中央広場、そして考古学博物館などを見て回りました。
サンチアゴの中心で、さまざまな中央官庁、そして、金融機関などが集中しているこのあたりは、慌ただしそうにあるくスーツ姿の人々で賑わっていました。
同時に目につくのは、あちこちにいるホームレスとおぼしき人たちです。あるところにかたまっているというのではありませんが、ビルの横、公園のベンチなどなど、
聞くところによると、アメリカなどに比べ、貧富の差が大きいことが問題になっているそうです。ちなみに公立学校の先生方の平均給料は、日本円にするとだいたい月収12万円程度ですが、それでも世間一般からみるとそう悪くはないのだそうです。

ホテルで昼食を食べながら、今後の数学教育に関する共同研究、チリ文部省の教員研修に関わる今後の方向などについて話しをしました。
数学の学力向上は、APEC各国共通の課題であることを改めて実感しました。

夕方の飛行機で、ブエノスアイレスに向かい、シカゴに着くのは土曜日の昼前です。

2009年9月25日金曜日

Santiago, Chile Day 4



チリの一日は、アメリカと同じように9時から仕事が始まるようです。
ただし、お昼は、普通1時半頃からはじまり、午後3時頃までとゆっくりです。
今日は、地域の指導主事にあたるような方たちに問題解決能力を育てることの重要性と、それにたいする授業研究の役割について、2時間ほどお話しをしました。英語からスペイン語への通訳がはいるので、思ったようには話を進めることはできません。それでも、こちらの意図することは何とか伝わったようで、なかなか良い反応がありました。
1時半すぎ、文部省の教員研修担当の方々と、昼食にいきました。
昼食の話題は、今後、如何に授業研究をすすめていくかということでした。全国約250校の研究主任に授業研究のトレーニングをした現在、いかにしてこれを定着させ、かつ地域に広げていくか、ワインを飲みながら2時間以上、たっぷりと議論しました。
そのあと、今日は、少し街を歩く機会がありました。
サンチアゴの中心に、小高い岩山があり、そこが古くから公園になっていると聞き、さっそくのぼってみました。(サンタ・ルチアの丘)急な階段を上ると、町中がみわたせました。
今晩は、最後の夜と言うことで、こらまでの牛肉中心の料理から趣向を変えてペルー料理に連れて行ってくださるそうです。
ちなみに、夕食は普通8時から9時頃からということで、レストランも7時半前には開いていないところが多いということです。

2009年9月23日水曜日

Santiago, Chile Day 3


今日は、これまで3年間続いたJICAのプロジェクトをしめくくるまとめの会でした。
これまで、日本政府とチリ政府の協力の下で行われてきた授業研究プロジェクトが一段落したということです。
チリ政府は、今後の数学教育振興のプロジェクトの協力先をAPECならびにアメリカ政府にもとめているということでした。
午前中は、これまでこのプロジェクトで日本に派遣されたチリの大学の先生方の活動レポートがあり、午後は、JICAの現地事務所の代表をまねいてセレモニーがありました。
ホテルの会議室からは、雪をかぶったアンデスの山並みが見えました。
ぎっしり並ぶたてものと、崇高なアンデスの眺めは、サンチアゴならではの景色だと思いました。

サンチアゴの街



夕方、街を歩いてみました。
ホテルのすぐ裏にある旧市街は、昔の町並みがそのままに残っています。ヨーロッパ風の石畳の路地は、緩やかなカーブを描き、何とも風情があります。チリは地震が多いのであまり古い建物は多く残っていないそうですが、この通りは昔の面影を伝えているようです。
通りには、小さなバーがあり、仕事を終えた人で賑わい始めていました。
街角には、アボガド、イチゴなど、このあたりでとれる果物などを売る露店が出ていました。

Santiago, Chile Day 2




朝8時15分、チリ文部省の方々総勢8名がホテルに来てくださり、バスでサンチアゴの南1時間ほどのところにある小学校に研究授業を参観しにいきました。
学校は、早春の緑に囲まれたのどかな農村にあり、先生は勿論子供たちも歓迎してくれました。4年生の分数の授業のあと、先生方と研究協議会を行いました。短い時間でしたがなかなか熱心な話し合いが行われていました。
学校で用意してくださった昼食は、サラダに続いて大きなステーキ、そのうえチリ特産の赤ワインまで振る舞われました。学校の給食室ですべて用意してくださったそうで、校長をはじめ先生方と通訳を交えながらですが、とても楽しい昼食を楽しませていただきました。
午後からは、もう一つの学校に伺い、そこの講堂で、3時間ほど、授業研究について、また数学の授業の向上についてお話しさせていただきました。
学校の横の通りからは、まだ真っ白な雪をかぶったアンデス山脈がくっきり見えました。
豊かな牧草地、そしてブドウを始めとしたさまざまな果樹園、サンチアゴ周辺の豊かな自然と遠くに見える高い山々が印象に残る第二日目でした。

2009年9月22日火曜日

Santiago, Chile Day 1



日曜日、夕方6時の飛行機でワシントンDCへ(2時間)、DCから10時間の飛行の後、アルゼンチンのブエノスアイレスに到着、(現地時間朝8時すぎ)しました。ブエノスアイレスの空港は、アルゼンチンの玄関口ですが、空港には、ゲートが13しかなく、しかも、どれもタラップから飛行機に乗るというなんとものんびりした空港でした。着陸時に窓から見えた光景は、見渡す限りの平原で、所々に湿地帯が点在しています。はるか地平線まで続くのは、多くが牧草地のようでした。そういえば、高等学校の地理の勉強で、アルゼンチンのパンパ(湿原草原)というのを習ったような気がします。たしか放牧が盛んで、カウボーイの国といった印象を持った気がします。飛行機で隣に乗っていたアルゼンチンに住んでいるというアメリカ人の青年は、アルゼンチンのステーキを食べるとアメリカの肉が何とも味気なく感じるといっていました。
残念ながら、今回は、トランジットのみ。空港で3時間過ごした後、お隣のチリ、サンチアゴに2時間のフライトで到着。
南半球は、ちょうど初夏、真っ青に晴れ渡った青空を期待していたのですが、あいにく、どんより曇った霧雨。気温は、摂氏10度少々でしょうか。街にはまだダウンジャケットを着た人がちろほらいるような天気でした。
空港から迎えの車でホテルに着くと、すぐに着替え、会議に参加しました。
会場のホテルは、日本で言うと民芸調ということになるのでしょうか。私のもっていたチリのイメージとは、少し違いました。
夕方まで会議に参加した後解放されました。明日は、朝8時過ぎに車が迎えに来て、現地の学校に授業を見に連れて行ってもらいます。