2009年11月17日火曜日

Walter Payton College Prep 校内授業研究会



シカゴの公立高校のなかでも、トップクラスの進学校である高校、Walter Payton College Prep で、初めての校内授業研究が行われました。
数学の先生8人のうちの3人が同じ指導案で授業を行い、互いに参観し合った後、指導案をどのようにすれば良くなるかを話し合いました。
授業スケジュールの関係で、全員が同じ授業を観ることは出来ませんでしたが、それぞれの授業を観ての感想や、課題について突っ込んだ話し合いが出来ました。
授業の内容は、図形の証明、本時が導入でした。三角形の合同条件を使って、生徒たちに証明を試みさせました。その後、生徒たちがホワイトボードに書いた証明を比較しながら、証明を行うときに根拠として使っていいもの、根拠にするには適当でないもの等を考えさせました。
先生方は全員がタブレットPCをもち、授業でも黒板代わりに先生が使うタブレットPCの画面をスクリーンに映し出しながらすすめる、アメリカの恵まれた高校らしい授業でしたが、授業そのものの流れは、まだまだ生徒の考え方をもとに議論を深めるところまではいっていませんでした。それでも日本で一般に行われている高等学校の授業に較べれば、ずいぶんと問題解決がたに近いのでしょうか・・
今日の経験を基に、この学校も、来年から正式に授業研究に取り組んでいく方向で検討を始めました。

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