2009年12月26日土曜日

アップル タブレット

昨日12月24日、アップル・コンピュータの株価が急激に上昇し、上場以来の最高値を更新しました。
原因は、これまでうわさされていたアップルのタブレットPCが、いよいよ1月に発表されるという噂が広まったからだと言うことです。
このタブレットPCは、おそらくiPhone や iPod touchの大型判で、音楽、映画にくわえて、電子書籍が読めることが大きな特徴だと言うことです。そして、アップルは、この新しい携帯用タブレットで、電子書籍の市場にも参入し、これまでキンドルが先行していたマーケットに乗り込んでいくという予想です。

このことは、実は、教育の世界にも大きな変化をもたらす可能性を秘めています。
アメリカでは、これまで既に教科書の電子化の動きがすすんできました。数学の教科書の中には、教科書を電子ファイルで配布し、学校が生徒に貸し出すノート・パソコンに電子教科書のファイルが入れられており、生徒は分厚い教科書の変わりにパソコンを教科書として使い始めているところもあります。
ここに、生徒が既に使い慣れているiPhone や iPod touch同様の小型タブレットPCが発売され、教科書会社が教科書を印刷せず、電子ファイルで販売することになれば、教科書電子化の流れは一気に加速すると考えられます。またこのアップルの端末は、iTuneストアにもつながるはずなので、ファイルのアップデートも、またグラフ電卓、図形作成ソフトなども、他のソフトウェアと同様、安価でダウンロード可能になることでしょう。
アップルは、これまでも教育に対してかなり積極的なサポートをしてきています。このような状況を考えると、来年は教育界にとって、ある意味、歴史的な変化の波が訪れることになるのではないかと予想できます。

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