2009年10月24日土曜日

Sabin School 公開研究授業



今週3度目の授業は、シカゴ公立学校の研修日の午前中を使って行いました。
この日は、シカゴの公立学校全校(合計約600校)が学校を休みにして、先生方の研修にあてる日です。
この全体研修の場を使って公開研究授業を行うのは、私の知っている限り初めての試みです。
これまで、シカゴの公立学校の先生方は、公開研究授業の機会があってもなかなか参加してくれませんでした。
けれども、今回は、トムの努力で、校内の先生方を含め、約50名の参加がありました。
授業は、やはり、夏期講座で、低学年のグループと協同で作成した確率の授業でした。
難しい内容にもかかわらず、3年生の子供たちはとても熱心に学習に取り組んでくれました。

学校側も全面的に協力してくださり、50名の参加者を受け入れるために、体育館の半分に協議会のための椅子を並べ、反対側に、授業を行う”教室”を仮設して行いました。
学校が休みのため、残念ながら学級の子供たちは13名だけしか参加できませんでしたが、大変充実した授業と協議会が行われました。

今回は、規模が小さいこともあり、私はなるべく準備に手を出さないようにしました。
いろいろトラブルはあったようですが、トムとSabin小学校の先生方で、プログラムの作成から参会者のための朝食、昼食の用意まで全てを手際よく(?)おこなってくれたようです。ようやく、シカゴではアメリカ人の先生方だけで公開授業研究会が行われるようになりました。今年の春の授業研究カンファレンスも、全て彼らだけで出来るようになれば、いよいよ授業研究が本格的にアメリカに根付くことが出来るのではないかと思っています。

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