2009年1月31日土曜日

中間レポートの提出

アメリカの大学では、研究や教員研修事業を行うために、政府機関や財団等から補助金を集めることが重要視されています。
AP*MSECも、現在は、その運営資金の大半を大学の予算から支出していますが、一部を、民間の財団からの補助金で運営しています。
この補助金は、一年単位のものですが、中間で一度、報告書を提出することが義務づけられています。企画書のとおりに事業が進んでいるか、どの程度予算を使っているか、詳細に報告をすることが求められています。
企画書をもらって予算が付いても、その後、中間報告書、最終報告書、されには成果を論文にまとめることなど、様々なことが要求されます。”ただほど高いものはない”ということを身にしみます。
こちらの大学では、基本的に、個々の教授に対して大学から均等に研究費などが支給されることは無いようです。みな、各自が、外部からお金を集めてこなければ実績にのこるような研究は出来ません。そのため、機会を捉えては企画書を書くチャンスをねらっています。
AP*MSECでも、今年度になってから、既に4つの企画書を書き提出しましたが、そのうちいくつが通るかはわかりません。
日本でも、最近、大学が外部からの補助金を得て研究を進めることが奨励されているようですが、あまりアメリカのようになるのも考えものだと思っています。

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