2009年1月20日火曜日

教員研修会


モンテビデオの教育委員会主催の教員研修会は、ドーソンという町の小中高等学校の合同校舎で行われました。ドーソンは、モンテビデオから車で約15分ほどのところにある小さな町です。
今朝、7時、まだ暗いうちにモンテビデオからドーソンまでのドライブは、その倍以上の時間がかかりました。というのは、昼の内に、地吹雪で道路に運ばれた雪が夜のうちに凍って、道路のあちこちが完全に氷に覆われていたためです。本来、融雪剤(塩)をまいて凍結を防止するのですが、最近の予算削減で、融雪剤のかわりに砂をまくので、このようなことがおこってしまうのだそうです。

今日の研修会は、この地域にある小さな教育委員会が、合同で行うもので、ドーソンの学校には、約350名ほどの先生方があつまりました。
私の担当したのは、小中高等学校で数学を教える先生方やく35名に、分数の指導についての話をしました。朝、8時45分から、午後2時30分まで、30分の昼休みをのぞいて、ずっと話をするのはなかなか疲れます。しかし、分数指導は、アメリカでも算数・数学の躓きの大きな原因といわれているせいもあり、みなさん熱心に話を聞いてくれました。日本の教科書が、分数指導の場面に、ふんだんに量と測定領域の内容を扱っていることは、アメリカの先生にとっては驚きで、いつも先生方は興味をしめしてくれます。

ワークショップを終え、3時半にモンテビデオを発ち、明日、研究授業を参観するブレーナードに向かいました。
モンテビデオからは、約3時間のドライブです。ブレーナードは、ミネソタ州でも有数のリゾート地で、まさに森と湖に囲まれた風光明媚なところにあります。
夕方、6時30分、モーテルにチェックインするとすぐに、研究授業プロジェクトの代表である、ピート・ジグラー氏が迎えに来てくれて、湖に面した、彼の自宅に連れて行ってくれました。
ワインを飲みながら、簡単に明日の打ち合わせをすましたところで、彼の自慢のステーキが焼き上がりました。
一年ぶりの再会に話が盛り上がりました。明日の授業が楽しみです。

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