2009年1月22日木曜日

モートレー中学校8年生の授業


1月20日
朝、7時にモーテルを出て、モートレーにむかいました。約30分のドライブで着いた町は、人口600人弱、町の中心を通り抜ける道には、信号機のある交差点が2つだけ、リゾートとはずいぶん違う町の印象です。
「デイリークィーンというファーストフードのチェーン店の手前を曲がれば、中学校はすぐにわかる」というピートの説明を聞いたので、少し早めについて、コーヒーとマフィンでも食べようかと思っていましたが、デイリークィーンは何年も前に廃業したようで、看板はあっても店は営業していませんでした。
町の端から端まで、大通りを通り抜け、一カ所だけやっているダイナーを見つけ、簡単に朝食を済ませることにしました。
店に入って思ったことは、お客はもちろん、ウェートレスも、バスボーイも、すべて白人だということでした。
ミネソタの田舎では、まず有色人種は見かけません。これは中西部の田舎に共通することかもしれません。シカゴのような大都市やその近郊では考えられないことです。
このことは、中学校の授業を参観しても言えることでした。生徒はもちろん、先生方をはじめ、用務員、事務所の人々まですべてが白人でした。
アメリカは、人種のるつぼといわれますが、実は、大部分を占める農村地帯では、けっして人種のるつぼといえるところばかりではありません。このような小さな町にいる、保守的な白人が、実は選挙などで意外に大きな影響力を持っているようです。

中学校では、8年生の教室で、今年はじめて授業研究に取り組んだ、先生方の第二回目の研究授業を参観しました。
皆さん熱心ですが、授業はご多分に漏れず典型的な教師主導型の授業でした。

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