2009年7月21日火曜日

プランバナン寺院群(Prambanan)




今日は、ヨグジャカルタ市内から東へ20キロ弱にある、プランバナンの遺跡に行くことにしました。
一人なので、まず地図で場所を調べ、ホテルのコンシェルジェにいろいろときき、ツアーには参加せず、自分でタクシーを拾っていきました、往きのタクシー代は、市外なので、80,000ルピア(約800円)でした。けれども、帰りは、市営のバスの乗り方を聞いたので、バスで帰ってきました。運賃はなんと3,000ルピア(約30円)。バスには外国人は一人も乗っていませんでしたが、なかなかきれいで、安心して乗れました。
まず、一番大きなお寺プランバナンに行きました。午前中だったせいか、昨日のボルブドゥールのような混み方はなく、しかも、頼んだガイドが一般のコースを外れていろいろ案内してくれたので、勉強になりました。2006年のジャワ島中部地震の被害はいまだに残っており、遺跡の修復にはあと何年かかるかわからないと言っていました。そのうえ、約800年間忘れ去られたいた遺跡なので、復元そのものに手が着いていないところも多く、まだまだ相当の時間とお金がかかるようでした。
プランバナンの遺跡は、ヒンドゥー教寺院ですが、そこから北に行ったところにある寺は、仏教の寺でした、こちらのほうは、少し不便なところにあるので人も少なく、ゆっくりと見ることが出来ました。遺跡は、まだまだ発見された当時のままになっている部分が多く、不完全なままでした。それにしても気になったのは、頭を落とされた仏像の多いことでした。これは、イスラム教徒による破壊行為ではなく、オランダ植民地時代に、西欧人の手で海外に持ち出されたということでした。頭だけならば比較的手軽に持ち出せると言うことで、いまは、世界中に散らばってしまっているそうでした。
歴史について、いろいろと考えさせられる昨日と今日でした。

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