2009年7月29日水曜日

新しい学修指導要領への動き

日本では、昨年発表された新しい学修指導要領に向けた動きが活発なようです。
東京で、数学教育関係の方々と情報交換をして、再来年から完全実施される新教育課程への準備、今年度から始まった移行措置などの様子などに関する情報を伺いました。
学修指導要領の内容がこれほど一度に増えるのは初めてなので、移行措置期間の指導字数の確保、ならびに新しい題材を指導するための研修の確保など、学校現場ではさぞ大変だろうと思いきや、実際には、まだ殆ど準備は為されていないという話も伺いました。
実際、内容が大きく増えるのは、2学期以降、とくに4年生では大幅に内容が増えるので、いざ9月に授業が始まってからは、学校現場でけっこう大騒ぎが起こるのではないかと予想されます。
本来、夏休み期間中に移行措置対策を十分に講じなければならないのに、どうも、うまくいっていないようです。
この原因が何にあるか、実際に学校現場に出向いていないのでわかりかねますが、大量の新任採用といい、移行措置の準備不足といい、日本の教室、すこしちぐはぐしているようです。

0 件のコメント:

コメントを投稿