2009年4月10日金曜日

NTA

今週、シカゴの公立学校は春休みです。
この春休みを利用して、もとNational Teachers Academy (NTA) にいた2人の先生に来ていただき、話を聞きました。
NTAというのは、全国の小学校のモデルとしてシカゴ市教育委員会が設立した学校で、日本でいう国立大学の附属学校のような役割を持つことを期待された学校でした。
私も、学校が設立された直後の2年目と3年目に、この学校の先生方と授業研究をしたのですが、その後、当初の目的と少々違った方向に進み、今では、学校の規模も小さくなり、National Teachers Academyというのは名前だけの普通の公立学校になってしまったようです。
設立の意図、当初の計画は大変すばらしかったのですが、その学校がどうしてうまくいかなくなったのか、今日は2人の先生方から直接話を聞くことが出来ました。
アメリカでは、いろいろといいアイディアが出され、それに予算が付けられますが、最後まできちんとした成果を残すまでには至らない事例がたくさんあります。鳴り物入りで始めたプロジェクトを途中で投げ出さざるを得ない事情が何処にあるのか、興味深いところです。

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