2009年4月26日日曜日

NCTM閉会講演;連邦教育庁長官の講演

臨時で招かれダンカン氏の講演は、予定された閉会講演を延長し、その前半30分を使って行われました。
歴史的な経済危機に直面し、史上最大規模で行われる経済対策として、教育にも多額の予算が費やされることを強調した上で、この危機を最大のチャンスとして教育改革を行わなければ、将来二度とこのような好機は訪れないだとろうと明言しました。
そして、児童生徒は勿論、親も、そして教師も、これまで自分の与えられた範囲で行ってきた努力を、さらに広げ、カンファタブル・ゾーンから1歩でも2歩でも踏み出さなければ教育の改革は出来ないというメッセージに、会場は総立ちになって拍手を送りました。

この事実、日本の状況に置き換えて考えると、文部科学大臣が、日本数学教育学会の全国大会の閉会式に来て、熱のこもった演説を行い、今後、教育改革に膨大な国家予算を注ぎ込み、全力をあげて改革の先頭に立つと宣言し、それにたいして会場を埋め尽くした数学教育者が総立ちになって拍手した、ということになります。
このようなことが、日本で起こりうるでしょうか?

アメリカは、オバマ新政権のもと、本気で教育改革に取り組み始めていると言えるでしょう。
本気になったアメリカ、さあ、どこまで変わるでしょうか・・・・

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