通っている子どもの人種を見ると、最も多いのはアフリカ系アメリカ人で46.5%、続いてラテン系の39.1%、そして白人の8.0%となります。
この数字を見ても、シカゴの公立学校の抱える問題がいかに深刻かうかがい知れます。
今日は、教育委員会の研修センターに招かれて、高等学校の数学の先生を対象に、授業研究とは何かという話しをしました。中にはあくびをしている先生も居ましたが、みなさんけっこう熱心に聞いてくださいました。
さて、このうち、何人が実際に授業研究をやってみようと思ってくれるでしょうか。
日本と異なり、先生の勤務時間は子どもが学校にいる間だけ、というのが原則なので、なかなか学年会を開いたり、放課後、指導案について話し合ったりする時間が確保できません。やる気のある先生だけが自分の時間を割いて研修をしているという現状では、なかなか全校で授業研究に取り組むというところにはたどり着けません。

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