2009年2月18日水曜日

第4日目

今日は、先生方に指導案の下書きを書き上げて提出していただきました。
そこで、感じたのが言葉の壁でした。
ワークショップの初日に、先生方が、数学指導の課題として”言葉の問題”をあげていました。
そのときは、子供たちの第一言語がアラビア語で、数学はすべて英語で学ぶという公立学校のカリキュラムからの課題で、子供たちが英語を学びながら数学の内容を理解することに問題の根源があると考えていました。
しかし、今日、先生方が英語で書いた指導案を見て、改めて、先生方にとっても英語が第二言語であることを痛感しました。
つまり、子供たちも第二言語で数学を学ぶと同時に、先生方も第二言語で数学を教えているという、二重の言葉の壁があることが、数学指導の大きな課題となっているとだったのです。
シンガポールも、多くの子供たちにとって第二言語である英語で数学が教えられていますが、彼らの場合には、先生方の多くがほぼ完璧なバイリンガルなので、問題は、カタールほど深刻でないような印象を受けました。
日本で、英語によるイマージョン教育が試みられていますが、その場合には、ちょうどカタールが直面しているような問題が生じるであろう事が予想されます。
いよいよ明日は、最終日、なんとか、指導案が完成できるよう、日程の修正をします。

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