2009年2月7日土曜日

AMTE カンファレンス


昨日から、フロリダで行われているカンファレンスに来ています。
AMTEは、数学教師教育をテーマとする学会で、主に大学で数学教育および教員養成の数学を教える教員および研究者の会です。
アメリカでは、一般に、このような会議を、写真のようにホテルの会議場を使って行っています。
今朝は、8時から授業研究に関するセッションに参加してきました。みな、同じホテルに泊まり、ホテルの会議室で研究発表が行われるので、朝から晩まで、結構びっしりの日程で行われます。

今朝のセッションは、2年前、授業研究研修ツアーでに一緒に日本に行ったメンバーのうちの3人が、その後アメリカに戻って行った実践に基づいた研究を発表したセッションでした。3人がそれぞれ発表した後、渡辺さんと私とがそれぞれの研究発表に対してコメントをする役割でした。
3つの発表は、それぞれ教師の協同、講師・助言者の役割、教員養成課程の授業における研究授業の重要性、をテーマに、丹念に資料を分析してたものでした。日本で、ここまで丹念に調べた研究がどれくらいあるかわかりませんが、このような分析は、授業研究のメカニズムや背景にある理論を解明する上で大変重要な価値があると思いました。
今後、日本でも、経験から知り得たことを、データに基づいて実証的に探求するような研究が為されないと、授業研究の質の向上は難しいのではないかと感じました。

0 件のコメント:

コメントを投稿