2009年3月27日金曜日

アメリカの教育事情視察 (3)


今日は、セイビン・マグネットスクールで幼稚園の3クラスを参観しました。
昨日のウィリアムスは、アフリカ系の子供たちが中心でしたが、今日の学校は、スペイン語系の移民の子供たちが多く通う学校です。この学校も、家庭的に恵まれない子供たちが多く、ホームレスの子どもを含め、何らかの生活保護を受けている子供たちが90%以上を占めます。
昨日、今日の参観を通して話題になったのは、時代と共に変わってきた子どもを取り巻く社会環境、家庭の教育力の低下といった問題への対応から、小学校1年生までに、社会的、家庭的にハンディをせおった子供たちのハンディを取り除くという役割と、知的好奇心、社会性の育成といった幼稚園本来の持つ役割とのどちらをより重要視するか、といったことでした。
簡単には答えのでない問題ですが、今後、日本を巻き込むであろうより激しい社会の変化を予想させるようなアメリカの実態に、日本の今後の課題をみた思いがしました。(セイビン小学校の校長先生、幼稚園の先生方と)

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