2009年8月6日木曜日

学習指導要領解説 中学校数学編の英訳

今週から、中学校数学の解説書翻訳のプロジェクトを始めました。
日本語と英語の対訳として、日本の先生方や、発展途上国で現地の教育を支援されている日本人にも活用しやすいようにという配慮からです。
同時に、以前完成させた小学校算数の解説書も、この機会に、文部省から発表された学習指導要領の英語訳に会わせて表現の修正を行い、小中の表現を統一し、使う人が混乱しないようにする計画です。
学習指導要領の解説書は、日本の算数・数学指導の基盤となる考え方を明確に示す文書として大変重要な役割を持っています。したがって、このような資料が存在しないアメリカをはじめ他の国々にとっては、大変貴重な資料となります。
平成元年度版の学習指導要領指導書の時には、アメリカで自主的に英訳し、研究用として多くの方々に活用していただきました。
今回は、日本の研究機関の仕事として行うため、結果として、日本が自ら英語で海外に発信するという形になります。
これまで日本語だけでしか公表されていなかった日本の貴重な資料を、日本自ら英語にし、海外に発信するということ、今後の日本のありかたとして、大変重要な一歩だと思っています。

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