2009年8月5日水曜日

授業研究 夏期講座の準備 2日目

昨日に引き続き、12時から3時間ほど、来週の準備を進めました。
過去二回は、主として私と、講師として来ていただいたケネソー大学の渡辺さんが講義を行い、一週間の予定も、ほぼ私の考えて決めてました。
しかし、今年は、もっとシカゴ授業研究グループの先生方に計画してもらい、講義もなるべく彼らにしてもらうようにしました。
授業研究とは、本来、先生方自身が進めていくものですので、それに少しでも近づけたら、という気持ちです。
昨日に続いて、今日も熱心な議論が行われ、5日間の予定と講義の分担など全てが決まりました。
木曜日と金曜日で、トムと私が細かい準備を済ませれば、あとは当日を待つばかりです。

アメリカの先生方と授業研究を進めていて感じることの一つに、ほとんどの先生方が、同僚と協力して行事を計画し、実行するという経験を持っていないと言うことです。日本では、運動会に始まり、研究発表会、さらには月例の研究会等々、様々な仕事を、いわゆる校務分掌として経験します。しかし、自分の教室で授業をするだけのアメリカの先生方には、このような経験がほとんどありません。強いて言えば、自分の学級の子どもを遠足に連れて行くことくらいでしょうか。ですから、研究授業一つ計画して実施するのも大変なことなのです。
日本の先生方は、研究授業をするとき、指導案を一緒に作り上げるだけでなく、研究授業当日に向けて学年などで作業を分担し、会場準備から教材教具の準備、そして研究協議会、時には反省会と称した飲み会まで準備し、滞りなく行います。(時には、不平をこぼしながらも)
日本では当たり前のこれらのこと、そうでない国の先生方から見ると、実にすばらしい協同体制が出来ていると関心するに値することなのです。

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