2009年5月16日土曜日

カンファレンス第二日目の授業


カンファレンス第二日目の授業、微分の授業を振り返ってみます。
この授業は、昨年夏の授業研究夏期講座に参加した高等学校のチームがデザインした授業です。このチームは、夏の講座の間、5日間かけて検討した授業を基に昨年の11月に研究授業を行い、今回の授業は11月の協議会の内容を反映した第二回目の授業です。それぞれの授業は対象学級、指導者も異なりますが、基本的な流れは共通です。
授業は、微分の仕方について学習する前の段階で、f'(x) が f(x) のグラフの傾きを表すということを学習した後に、与えられたf'(x)の条件からf(x)のグラフを考えるというものでした。授業は3つの問題解決からなり、4-5人のグループで高校生たちが熱心に話し合っている様子は、とても微笑ましいものでした。
日本でもそうでしょうが、高等学校の数学の授業、しかも微分の授業で、生徒たちが仲間と楽しそうに問題を考え、率直な議論をする授業というのはなかなか見られません。正直、前回と今回のこのチームの授業は、私のこれまでの経験の中で本当に数少ない、生徒たちが数学を楽しんでいる様子が見られた授業でした。

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