2009年5月9日土曜日

第8回授業研究カンファレンス 第二日目


今年の第二日目は、高等学校で行われている授業研究に焦点を当てて行いました。
午前中は、マサチューセッツ州を中心に高等学校の授業研究をサポートしているEDCのゴルマン氏のプロジェクト、そしてシカゴ郊外のStevenson高校の副校長で、NCTMの理事をつとめ終えたばかりの、カーター氏に来ていただき、この高校で行っている授業研究を取り入れた2年間にわたる初任者研修のシステムについて話を伺いました。
午後からは、シカゴ市内のジョーンズ高校の生徒と先生に来ていただき、微分の概念を理解させることをねらった数学の研究授業が行われました。
日本では高校での研究授業は珍しいかと思いますが、アメリカでは意外に高等学校の先生方の間で授業研究が行われています。
生徒たちが微分について熱心に議論している様子は、参観者に大変いい刺激になった様です。けれども、それ以上に刺激になったのは、研究協議会でジョンズ高校の先生方をまじえて行われた熱のこもったパネルディスカッションだったようです。
アメリカの授業研究の質が、年々確実に高まっているのを実感しました。

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