2011年4月25日月曜日

どうも時計が狂うと思ったら・・・

最近、腕時計がどうも1−2分狂ってきたなと思っていたら、原因はこれだった。
電波時計、今度は雷で停波 原発事故からの復旧4日後(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0425/TKY201104250424.html
これまで、アメリカにいても日本にいてもいつも正確に時を刻んでいたくれた腕時計たっだが・・・これも、大地震のせいだなんて

2011年4月13日水曜日

桜から緑へ

新学期の始まりにあわせるように咲いた桜が散り始め、新緑が次第にその色を濃くしていきます。
アメリカの大学は、8月終わりから9月のはじめにかけて新年度を迎えるので、春の桜のシーズンに新学期を迎えるのは久しぶりです。今週から授業が始まったキャンパスは、学生たちの姿が戻り、華やいだ雰囲気です。
ただ、学生たちの中には、たびたび起こる地震に不安を感じたり、原発事故の解決が長引くことを心配し、しばらく休学し実家に戻ることにしようかと思案している人もいるようです。

2011年4月12日火曜日

余震慣れ

今朝、そして午後に比較的大きく長い余震がありました。昨日と同程度の揺れだったように感じられた地震は、福島県を震源とする比較的大きな余震だったようです。
日本では当たり前かもしれないけれど、地震の予知情報がだれもの携帯電話に自動的に伝わるというのは、アメリカから来た私には驚きでした。
午後、都内の公立学校で校長先生と話をしている途中に、校長先生の携帯電話に地震の予知情報が入りました。すると校長先生はすかさず校長室のテレビをつけ、副校長先生は校内放送で地震予知情報が入ったことを全校に知らせました。その直後、ゆったりとした大きな揺れが感じられる同時に、子供たちはすぐに予め練習しておいた地震から身を守る体制をとるという一連の行動が、実にスムースに何の混乱もなく行われました。
連日の余震に、良くも悪くも子供たちは地震にすっかり慣れてしまったようでした。

2011年4月11日月曜日

余震

今日夕方、東京地方でも余震を感じました。
震源は福島県、津波警報も出たようです。一ヶ月前の本震に比べればたいしたことはないのでしょうが、私にとってはずいぶん揺れが長く続いたように感じました。
なにしろ13年目の長期滞在なので、地震に対する心も体もだいぶなまっています。
被災地の方々は、揺れがあるたびに心がかき乱される思いではないかと想像します。
なんとか、余震が少しずつでもおさまる方向に向かってほしいと願っています。

2011年4月10日日曜日

お花見

自粛ムードがただよい、繁華街の夜はいつになくひっそりとしているそうです。
その反動か、日曜日の今日、多摩川土手の桜並木の下には、所狭しとござが並び、満開の桜の下で、みんな花見を楽しんでいました。
昼間、桜の下で飲んで騒ぐ分には余分な電力の消費もないし、我慢我慢の毎日からちょっと抜けだし、現実離れした光景に浸るのも気分転換になるからなのか、例年に劣らぬ人出だったようです。

2011年4月8日金曜日

学芸大小金井キャンパス

東京はどこへ行っても桜が満開です。
今回の東京滞在の目的である東京学芸大学で始まる新しいプロジェクトに参加するために、武蔵小金井のキャンパスにきました。
前回、キャンパス内の桜並木で満開の桜を見たのは1998年ですので、ずいぶんと前のことです。

今年の桜は、4月の入学式シーズンにあわせたように花を咲かせてくれたようです。このところ、3月中には散ってしまうことの多かった桜だそうですが、自粛ムードの東京に、精一杯の明るさをもたらしてくれているようです。

桜吹雪

東京は、朝から時折、強い風が吹いています。
昨日、満開宣言のあった桜ですが、今朝は強い風にあおられて早くも散り始めました。桜吹雪の下をジョギングできるなどということはシカゴでは経験できないので、今日も、馬事公苑の周りを一周しました。全部で約3.5mile,約5kmの道のりは信号も少なく、なかなか快適です。

2011年4月7日木曜日

満開の桜

例によって時差ぼけ
早朝、馬事公苑の周りを一回りジョギングしました。自宅から馬事公苑へ行く途中の城山通りは桜の名所。ちょうど満開を迎えた桜は、約1kmにわたってピンクの天蓋で道路をおおっています。
地震があってもなにがあっても、桜は毎年咲く時を忘れないようです。

2011年4月6日水曜日

成田到着

今回は、昨年11月の時と同様 JAL でシカゴから成田に来ました。
シカゴで飛行機に乗ってまず気づいたのは、前回、日本人のビジネスマンで満席だった機内が、今回はがらんとすいており、しかも、日本人ビジネスマンのすがらがちらほらとしたみられなかったことです。日本人以外の乗客や、家族連れもまざり、前回感じたダークスーツばかりの異様な機内の雰囲気は感じられませんでした。
到着した成田空港の第二ターミナル到着ロビーは人影もまばらで電気も暗く、日本の空港に降り立ったという感じがしませんでした。最初は5人しかいなかった新宿行きのリムジンバスも、第一ターミナルに行くと、韓国人、中国人の観光客らしき人たちが乗り込み、1/3ほどの席が埋まりましたが、それでもこれまでとはずいぶん様子が違いました。
平日だというのに渋滞もなく新宿に着いたもの、震災の余波でしょうか。

2011年4月2日土曜日

東日本大震災チャリティーイベント

このところ、週末毎に、日本の災害復興支援のイベントが開かれています。
今日は、シカゴ市が中心となって行われたイベントに、シカゴ在住のジャズプレーヤーと日本人ミュージシャンが演奏し、大勢の人々が参加しました。
地元の、レストランなども食べ物や飲み物を寄付し、参加者の支払った募金が、赤十字を通して日本に送られるということでした。
地元の政治家や財界人も参加し盛大に行われたチャリティーイベントに、小さい子供連れの日本人家族も参加し、普段とは一風変わった雰囲気のイベントでした。

Newberry 数学科学アカデミー 公開授業研究会

シカゴ公立学校の教員研修日の今日、Newberry数学科学アカデミーが、初めての公開授業研究会を行いました。この学校の先生方は、数年前にシカゴ日本人学校で行われた公開授業研究会に参加して以来、なんとか自分たちの手で公開授業研究会を行おうと模索してきましたが、今回、ようやくそれが実現しました。予想を上回る約70名の参観者に、授業者、指導案作成チーム、さらに校長先生も大変満足な様子でした。
また、この授業研究会は、Lesson Study Alliance が公式にサポートした最初の公開授業研究会としても、記念すべきイベントでした。

2011年3月13日日曜日

Before and after the earthquake and tsunami

津波の爪痕が次々と明らかになってきます。
多くの人々が孤立しているということです。大地震があることが予想され、毎年防災の日などに訓練を行ってきたとはいえ、ここまでの大地震と津波が起こることは誰が想像したでしょうか・・
自然の力の大きさと人間の小ささを改めて実感させられます。
国を挙げての救助活動と並行して、東北地方の再生にむけて、私たち一人ひとりに何が出来るか、考えていかなければならないと思います。

2011年3月8日火曜日

シカゴで美味しいお寿司は


いつも、お邪魔しているシカゴのお寿司屋さんが、You Tubeに出ていました。
シカゴで "日本的な" 日本料理そしてお寿司を頂くには、ここがお勧めです。

2011年3月6日日曜日

矢野顕子コンサート

もう3月だというのに、午後から降り始めた雪は夕方には吹雪になりました。
夜、郊外に、矢野顕子のコンサートに行きました。こぢんまりとしたホールの最前列で、迫力のある歌声とピアノにすっかり聞き惚れました。

2011年2月19日土曜日

アメリカ統一カリキュラム(Common Core State Standards) その後

今週、イリノイ大学シカゴ校で行われた CCSS をイリノイでどのように具体化するかをテーマとしたセミナーに参加しました。驚いたことに、1日だけのセミナーでしたが、シカゴおよびその近辺から900人の参加があり、会場は熱気に包まれていました。最初は500人で締め切るはずだったそうですが、それを900人まで増やし、さらにキャンセル待ちのリストまでできたそうです。

プログラムの中で基調講演を行ったPhil Daro は、日本の算数カリキュラムと指導法の話しを何度も引用し、CCSSを具現化するためのアイディアとして紹介していました。
このような背景もあり、いま、再び日本の算数カリキュラムと指導法に研究者やカリキュラム・デベロッパーの目がむけられています。

2010年8月16日月曜日

しばらくお休み

7月に本夏第一回目の授業研究夏期講座を終えた後、数学の夏期講座を行い、ただいま、第二回目の授業研究夏期講座の最中です。
そして、今週の火曜日から、東京で行われる東アジアの数学教育会議に出かけてきます。

これまで1年半ほど続けてきたブログですが、ここでひと休みしようと思います。
また、少し余裕が出てきましたら、何らかの方法で続けようかと思っております。その際には、どうぞよろしくお願いいたします。

2010年7月15日木曜日

授業研究夏期講座 I

今日から、5日間の夏期講座がはじまりました。
今月のセッションには、38人の先生方が参加申し込みをし、参加を予定していましたが、今日になって、16人が参加をキャンセルせざるを得なくなりました。
というのも、これらの先生方が夏期講座に参加するための予算を確保しておいた学校区が、教育長の急な人事異動で、予算執行の許可を出すことがいなくなってしまったからです。次の教育長が不在のままで、学校区内のさまざまな行事に支障が出ています。
日本の組織と異なり、責任者に権限が集中する組織では、トップの不在が直接いろいろなところに影響を及ぼします。
なんとか、8月の夏期講座までには、この問題が解決していることを祈っています。

2010年7月14日水曜日

アメリカ統一カリキュラム(Common Core State Standards)

3週間、日本にでかけており、このページを少しお休みしていました。

統一カリキュラム(CCSS) のその後ですが、正式発表から約一ヶ月少々、今日現在14の州が、内容を吟味した結果、正式の採用を発表しています。CCSSに向けた動きを始める段階で48の州がこの動きに賛同していたので、今後、各州が発表された内容を確認し次第、正式採用の発表が増えていくことと思います。
どの州が採用を正式決定したかについては、以下のページに、逐次最新情報がアップデートされます。
http://www.corestandards.org/in-the-states
イリノイ州も正式採用を発表したので、明日から始まる授業研究夏期講座では、先生方にCCSSの内容を中心に教材研究をしていただこうと考えています。

2010年6月24日木曜日

アメリカ統一カリキュラム

6月2日に発表されたアメリカ統一カリキュラムですが、日本ではまだ殆ど知られていないようです。
もっともアメリカでも現場の先生方は知らないようですが、日本では、研究者の方々にもあまり知られていないということでした。
教育もグローバル化の時代と言われていますが、最近、日本は以前に比べて少し引きこもり気味になっているような印象も受けます。
東京に滞在している間に、いろいろな方と話をして、昨今の教育事情を伺いたいと思っています。

2010年6月23日水曜日

東京の観光客

東京に来る飛行機の中でもそうでしたが、最近、中国人、韓国人の旅行者を良く目にします。今回使ったユナイテッドの便では、アメリカ人、日本人は以前に比べずいぶん少なく、その分、中国人、韓国人と思われる人たちで、飛行機は満席でした。
また、東急ハンズに行って驚いたのは、外国人買い物客の多いことでした。特に、文房具の売り場は、半分以上の東洋人が、日本語以外で会話をし、次から次へと買い物かごに品物を放り込み、買い物をしていることでした。逆に、数年前見かけた白人の姿がめっきり見られなくなりました。新宿西口などでも、白人の姿はまばらで、むしろ日本語以外を話す東洋人を多く見かけました。
まさに、街の様子は世相を反映している、といったところでしょうか。

新しい教科書

新しい学習指導要領に基づく、小学校の教科書の見本が出そろっています。
各教育委員会では、この夏の教科書採択に向けて、それぞれの内容を入念に検討している時期かと思います。
各社の教科書を見てみると、どれも、これまでよりも大判になり、かつ厚みを増しています。
それぞれに、工夫が為されており、それぞれの学校現場でも採択に悩むかと思います。
これまでに例をみないほどの学習指導要領の大改訂、それの基づく教科書によって、来年からの算数授業がどのように変わっていくか楽しみです。

2010年6月22日火曜日

日本の小学校

この週末、東京の公立学校で、土曜参観日があったので、いってみました。
この所、アメリカの小学校にばかり行っているので、日本の小学校を訪れると、新鮮な驚きがあります。
オープンスペースを備えた教室には、それぞれに液晶テレビがあり、実物投影機で子供たちのノートを映し出したりしています。
シカゴの小学校でこのような近代的な設備を持っている学校は観たことがありません。
あとは、如何にこの施設設備を有効活用するかが課題だと思いました。

2010年6月19日土曜日

いよいよ先進国並みに向かう?

東京に着きました。
午後成田に着陸した頃から、激しい雨が降り始め、どしゃぶり、予想通り、梅雨本番といった天気になりました。
新聞に、中教審が、少人数学級とさまざまな子供に対応するための専門職員の配置を提言すると書いてありました。
これまで、何かあると、現場の先生のせいばかりにされていましたが、学校を取り巻く環境の変化を考えると、この提言が一日でも早く実施されることが重要です。
いまこのタイミングで行えれば、雇用促進にもつながるかと思いますが、そうなった場合には、新卒ばかりではなく中途採用も真剣に検討すべきでしょう。ただし、新しい形の新任研修のシステムの構築が必要になると思いますが・・・